<官庁訪問ネタ> 2chの国家総合職スレPart33にマジレスする その1
アクセス数的に目玉企画になっている「2chにマジレス」シリーズでございます。
今回のターゲットはこちら。期間は年明けから2月までですね。
国家総合職スレ Part33 [無断転載禁止]©2ch.net
趣旨とかはこちらをご参照ください。
kasumigasekipeople.hatenablog.com
ではスタート
予備校は模試を受けたぐらいしかお世話にならなかったので、講師の方についてはよく知りませんが、適材適所ということじゃないですかね。
逆に、現役の官僚の中で国家公務員試験の予備校講師ができる人間なんてほぼいないと思います。
是非頑張ってみてください。
ただし、職歴がない理由等に対する説明責任は生じるので簡単ではないと思います。これは官庁に限ったことではないと思います。「この間何してたの?」って、どんな面接官でも聞きたくなりますから。
17 :受験番号7742017/01/15(日) 05:58:16.65 ID:4aJ92Nv/
民間企業の就職活動はもっと倍率高いと思うので、官庁訪問だけを忌避する必要はないと思いますよ。
もちろん、試験のコスパが悪いことは全面同意します。なんとか受かってください。
40 :受験番号7742017/01/18(水) 15:35:00.15 ID:75xQAhln
>40 さんのいう通りです、基本は。まぁコミュ力が全てってのは言い過ぎですが。受かっていただいているので、別に次の年に来て頂いてもマイナスになったりしません。世界一周とか素敵じゃないでしょうか。まぁ面接官からすると、1年間何していたのか素直にすごーく気になるので、そこで「んー、特になんもしてないすねぇ」しか言えないと、気まずいかもしれません。それがマイナスになるかは面接官次第ですね。私はあまり気にしません。あと、世界一周しても何も面白い話が出てこなかったら特に何も思いませんし、一年中youtube見て終わったとしても、それで面白い話ができたら、こいつおもろいやんけ、ってなります。
コミュ力というのは超マジックワードで、近年の就活生の悩みの種ですが、コミュ力=「活発さ」と捉える人が多いですが、そんなことはありません。この辺の話は東洋経済とか日経ビジネスとかに腐るほど記事があるんじゃないですかね。いずれにせよ、地味だから落ちるとかそんなことはないです。地味でもオーラある子っていますし。
答えが書かれていた笑
バランス感覚というのもまたマジックワードですが、というか就活ってマジックワード(一瞬わかったような気になるけど、よく考えると何言ってるのかわからない単語、をイメージしています、ここでは)のオンパレードですが、
バランス感覚というのは要するに、視野狭窄に陥らず色々な情報を勘案して物事を判断できること、っていうことだと思います。大したこと言ってないです。「まともな人」って言い換えてもいいと思います。
あぁ、最近はTOEICが加味されるようになったんですね。今の状況がわからないのであくまで想像ですが、
-そもそもTOEICはL(Listening)とR(Reading)のインプット科目だけで詰め込みでなんとかなる試験で、実際に必要なS(Speaking)とW(Writing)が含まれていないことは、職員は知っているので、あまり気にしない。TOEFLだったらもう少し気にするかも。
-満点近くあったら、「へーすごいな、頑張ったんだな」って思う
-点数が悪かったら、「あまり準備しなかったのかな」って思う
といったところだと思います。
語学は特訓すれば(公務員試験を突破するような人なら)誰でも一定のレベルには達することは人事は経験則で知っているので、点数が悪かったからといってそこまでマイナスにはならないと思います。これは公務員試験の点数や順位と同じですね。
外務省ですら、語学が堪能でない学生も採用してますし、全く英語できなかったのに数年の海外勤務を経て完璧なトリリンガルになった同期を何人も知ってます。
これが多少参考になるかと。学歴の話は気にしてる人多そうなのでまた別途記事にしようかと思ってますが。
官庁訪問の噂 その1 試験の順位 - 若手キャリア官僚は今こんなことを考えています
例えば、「特定の省庁では東大生が優遇される」という噂の王様がありますが、これは、その役所に訪問に来る総学生に占める東大生比率が高い、という事実が大きく影響しているに過ぎません。
リアルなのかフェイクなのかはさておき笑
これまでの経験から私の思うところを書いてみます。
>激務
激務は激務です。ですが一つ実際に思ったことは、社畜丸出しと言われればそれまでですが、逆に自分が納得するまでひたすら仕事に邁進できる環境というのもそれはそれで貴重かなと。体力的にも、馬車馬のように働ける期間って人生の中でもそんなに長くない中で、圧倒的な仕事量をこなしていくというのは、知識面でも仕事を捌くというノウハウ面でも、それなりに得るものはあります。
一方で、中身のある仕事だけなら良いのですが、実際にはしょーもない事務作業や非効率な手続きもあったりして、それは単純に鬱陶しいだけなので、ちゃんと改善していかないとなと思っています。
>薄給
これは、一応民間企業の平均をもらっていることになっているので、薄給とか言った瞬間に叩かれるわけですが汗、ぶっちゃけるとやっぱり、同窓会をすると給与的には底辺を独走してしまいます。
特にお金に困ったことはありませんが、比較してしまうとやっぱ低いです。これはどうしようもないです。よほど人材が集まらなくなって霞が関が機能しなくなったら議員の先生方も本気になって考えるかもしれませんが、「官僚の給与をあげよう!」なんてことにはまぁ天地がひっくり返っても当分はないでしょうね。
>天下りもどうなるか不透明
うーん、天下りを期待して入省するのはやめたほうがいいと思います。
40年後のベネフィットに期待するぐらいなら今を謳歌しようじゃありませんか。
>たいしたスキルもつかないから転職も一部省庁を除けば難しい
そろそろ私の世代も転職する者が珍しくなくなってきましたが、断言できるのは「その人次第」ということです。どの省庁だろうが、ビジョンを持ってスキルを磨いている人間は転職市場でも価値がありますし、「一部省庁」にいようが、ぷーな職員は転職なんてできません。
>帰宅が遅いし転勤も多いから家庭崩壊する人が多数
これは実際何人かそれっぽい人を知ってるので全力で否定はできませんねぇ
まぁこれもその人次第という気もします。帰宅が遅いから家庭が崩壊したのか、他の要因なのかは検証しようがありませんし。
>俺は社会的地位が欲しくて官僚を目指してきたけど
一見すると、優等生的回答は、「社会的地位を得ても幸せにはなれないぞ」っていうことかもしれませんが、むしろ考えるべきは「自分は何に対して社会的地位を感じるのか」ということだと思うのです。
ドラマやら映画やらでよくあるのは、ある出来事をきっかけに、社会的地位なんて大事じゃなかったんだ!これからは自分の人生を歩むぞ!みたいな展開ですが、それは「社会的地位=悪」という前提があるわけです。こと官僚については「高学歴=悪」「出世=悪」みたいな価値観も付随してくるわけです。最近、こういう論調もちらほら見かけますが、
社会的地位というのは本来肯定されるべきものだと思うのです。だって社会的にすげーなって思われてるってことですから。問題は社会というのは一枚岩ではないので「人によって、すげーなって思うことが違う」ということです。
「官僚! すごいね!」って思う人がいる一方で「けっ、政府の犬が」と思う人もいるわけですよ。なので、立ち止まって考えて欲しいのは、「俺は社会的地位が欲しくて○○を目指しているけど、他に大事なものがあるんじゃないか」という安いドラマのセリフではなくて「俺はそもそもなんで○○に社会的地位を感じてるんだろう。本当にその仕事ってすげーのかな」ってことだと思うのです。
仮に「ポテンシャル」が、試験の成績、学歴、等を指しているのであれば、転職市場を舐めすぎです。仕事をしてお金をもらうというのは非常に濃密な体験です。転職というのは、既にその会社で数年間その濃密な体験をしているチームに新顔として加わるということですから、簡単なことではないです。ポテンシャルでどうにかなるもんでもないです。まぁたまにポテンシャルお化けがいるのですけれども。
ちょっと笑った。我々は修行僧みたいなドMだったのか・・・。
でもこれあながち笑ってもいられなくて、確実にその傾向はあると思います。修行僧がなんとか支えていると。修行僧がいる限り、特に問題が顕在化しないので、改善の動きもないと思います。悲観的ですが。
多分、修行僧の数が足りなくなって、「物理的に」(これ大事です。ちょっと質が下がる程度じゃ誰も動かないでしょう)人員が足らなくなる、ぐらいまで行かないと世の中変わらないと思います。
私は省内の人事をやったことないので断言はできませんが、関係ないでしょうきっと。学部で区別する合理的な理由がありません。あるとすれば「仲間意識」(例:次官の俺、法学部だったから、後任も法学部がいいな)ですが、良くも悪くも学部なんて大きすぎるコミュニティなので、そんなに仲間意識ないでしょう。それに上に行けばいくほど、いろんな要素(政治家からの好かれ具合とか)が絡んでくるので、いずれにせよ関係ないでしょう。
これは多分どこかで気合い入れて書いた方がいいトピックなんだろうなぁ・・・。大変そうだけど笑
個人的には、もちろんその辺の本は参考になるのかもしれないですが(読んだことないのでよくわからんです)、むしろもっと大きなこと、例えば
-自分がその役所の大臣だったらこんな政策を打ちたい
-自分が総理大臣だったらこの分野に特化する
とかそういうことを考えて友達と議論したりする方が役に立つ気がします。これが案外難しいんですけどね。まぁ詳しくは(気が向けば)後日。
面接のノウハウ本は、読んで害にはならないと思いますが(いや、内容によってはなるかもしれんな)、そういう技術だけで本番に臨むのはちょっと官庁訪問を間違って理解してると思います。
だから何度言ったら。しつこいけど、繰り返すことで思いが伝わるという側面もあると思っています笑
官庁訪問の噂 その1 試験の順位 - 若手キャリア官僚は今こんなことを考えています
きっかけがものすごく気になるのですが笑、気持ちはものすごくよくわかる。意外と試験直前に志望を決める人って少なくないのです。ちゃんと試験受けましたよね?
とりあえず、何かしら目指すことにしたきっかけがあるはずなので、そこに一番近い省庁の採用ホームページでも眺めてイメージ掴むのがいいと思います。
あとは、意外と面白いのが「白書」で、全ての省庁が何かしらの白書やそれに準じるものを公表しているので、それを読むと、あーこんなことやってんだなってのがわかっていいと思います。
もちろん、説明会も貴重な情報源ですね。まぁもう説明会シーズン終わってるのか。。。
0401受験番号7742017/02/04(土) 22:09:59.09 ID:2AjrxGxQ
ネタではあるけど、ちょっと面白いと思った。まぁ特定の企業が特定の能力を買って採用するわけだからドラフトってわけにはいかないでしょうが、クローズドな世界で行われてるってのが、ダーティなイメージの一因なんでしょうね。
かたじけない・・・。ワードか、パワポでしょうね笑
イケてるソフトが入ってないし入れられないんですよ、役所のパソコンは。
まぁたまにパワポの超絶技巧派がいたりしますけどね。
んー・・・、
-省庁ごとに官庁訪問のシステムは異なります
-問題が出されてそれを解く、という筆記試験のシステムとは異なります
という観点からは、あまり意味はないような気はしますが、
-社会人に、どういう学生を採用したいかを聞いてみる
という観点では意味がある気はします
説明会での質問について多少話題になってますが、
まず確かに、名乗るのかどうかとかその辺のルールって、役所に限らず就活全般としてよくわかんないですよね。これは完全に私見ですけど、この国はとかく学歴の扱いが難しいので、名前だけ名乗るのがなんだかいい雰囲気な気がします。「山田と申します、一つ質問なのですが・・・」みたいな。
そもそも超一般常識として、人と初めて出会ったら名乗りますよね。それに名前を言えてもらえると、ポイントGETできるとかそんな話の前に、コミュニケーションが取りやすくなります。「山田さんはどう思いますか?」って聞き返せたり。「東京大学法学部から参りました山田であります」というのは丁寧ではありますが、なんか圧が強いなって思われるかもしれないので笑、どうでしょう、この名前だけ名乗る作戦は。
質問については、これもまず大前提の一般論として、質問というのは話の内容をそれなりに理解した上で、話者と更にコミュニケーションを取ろうとする行動なのであって、話者からすると悪い気がするはずありません。よく知られていることですが、海外の大学ですと質問すること自体が評価の対象になっていたりします(これがとにかく大変なんだ)。
ただ当然、こいつ話聞いてたのか?みたいな質問は逆にがっかりしたりしますし、あとは他にも質問したい人がたくさんいるのに自分だけ延々と話し続けるのも困っちゃちゃんだなってことになりますし、この辺は一般常識です。別にテクニックとかそんなんじゃないです。
スタートした時期は全く関係ないです。頑張ってください。
なんか長くなったかもしれない。
けど、政策の話と違ってひたすらレスしていけばいいだけだから、書くのはそんなに大変じゃないですね。では続きはまた後日。
<おことわり>
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また正確性を一義的な目的とはしていないため、事実であるかどうかの裏づけを得ていない情報に基づく発信や不確かな内容の発信が含まれる可能性があります。
(参考:総務省 『国家公務員のソーシャルメディアの私的利用に当たって』 H25.6.28)