現役官僚が2chの国家総合職スレにお答えします<Part49>
懐かしの「2chにマジレス」シリーズですが、試験の話が落ち着いてきたようなので、今年も復活させます。(私は試験勉強のスペシャリストでも何でもないので、試験に関する言及はできないのです)
今回はPart49を使います。
なお、昨年と異なり、おかげさまで当ブログのPVが格段に増えましたため、本企画・及び2ちゃんねるを初めて見るような方、あるいは、試験を受けているわけではないがどんな人が志望しているのか興味があるので見てみようという方もいらっしゃるかと思いますので、少々補足をさせてください。
○ 2ちゃんねるという空間は、誰が書き込んでるかわかりません。国家総合職の試験に全く関係無い人も書き込んでたりします。また、受験生が全員書き込んでいるわけでもありません。つまり、2ちゃんねるという空間の雰囲気と、実際の官庁勤務者との間にはかなりの乖離がある可能性があります(というか、あります)。
○ 特に、一般の方からしますと、受験生は試験とか面接のことばっかり気にしてて行政官としてなんだか頼りない、と感じられる言動もあるかもしれませんが、試験期間中、面接直前というタイミングでもありますし、前項のような事情もありますので、その辺りはあまり気にしないで頂くのが良いかと存じます。
○そういうわけで、本来であればマジレス(本気で回答すること)するような場所でもないのですが、書き込まずに見るだけな人も確実に一定数おり、採用・選考過程における情報の偏在を考えると、この場で誤解が蔓延することはあまり好ましくないだろうという思いから、こんなことをやっている次第です。
○まぁ要は「ネタにマジレス乙」ぐらいに肩の力を抜いてご覧頂ければ幸いです。
前半はみんな試験の話ばっかりしてるので、後半から行きます。
続きを読むポンチ絵とは 〜なぜ省庁の資料は見づらいのか〜
気がついたら1ヶ月ぐらいブログ更新をサボっていて宜しくないので、サボりぐせを克服するために、さらりと書いてみます。
いろんなブロガーさんのブログを見たりするのですが、短くてもいいから数で勝負するのも大事なんだなと。
今日は、「なぜ省庁の資料は見づらいんだ」という話です。
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省庁再編を巡る議論の観戦マニュアル
国会答弁の作り方3 〜明けない夜はない〜
お待たせしました。
最初に約束しますが、今日で答弁作成は完了して無事答弁が終わりますのでご安心を笑
これまでのシリーズ一覧
kasumigasekipeople.hatenablog.com
kasumigasekipeople.hatenablog.com
kasumigasekipeople.hatenablog.com
目次
---(前々回)国会答弁の作り方1---
http://kasumigasekipeople.hatenablog.com/entry/2018/03/31/133947
- 1. 国会日程決定(質疑の数日前〜前日)
- 2. 質問者決定(数日前〜前日)
- 3. レク(問取りレク・議員レク)の日程決定(前々日〜前日夜)
- 4. レク(前々日〜前日夜)
- 5. 割り振り(レク終了後直ちに)
---(前回)国会答弁の作り方2---
---今回---
- 7. 省内で了(As soon as possible)
- 7-1. 政務三役の答弁の場合
- 7-2. 政府参考人の答弁の場合
- 7-3. (ちょっと寄り道) 問取りレクでの振り分け
- 8. (総理問等の場合は)官邸了(As soon as possible)
- 9. 答弁者レク(当日朝が多い)
- 10. 答弁
国会答弁の作り方2.5 -最終回直前Q&A-
私の想像以上に多くの方にご笑覧いただいている「国会答弁の作り方シリーズ」なのですが、
最終回に向かう前に
はてブにて、いくつかご疑問やご感想を頂いておりまして、
私の性格として、それを放ったらかしにしたまんま先に進むのがどうも気持ち悪かったので、早く終わらせろという雰囲気を感じる中ではありますが笑、まずそれを消化してから最終回に向かおうと思います。
(あとは、質問に答える形式は、0から書くのと比べてサクサク書けて、時間かからないという裏事情もあったりします笑)
参照しているのは下記のはてブページです。
本文読んでません、という方は、下記リンクからジャンプして頂ければ幸いです。
やり方は下記の記事と同様で、はてブについたコメントのリンクを引用させていただきました。
kasumigasekipeople.hatenablog.com
- 1.ご質問編
- 2.ご意見編
国会答弁の作り方2 〜論理的思考と反射神経の二重奏〜
まずはじめに謝っておきます。今回も長いです笑
前回の記事はこちら
kasumigasekipeople.hatenablog.com
---(前回)国会答弁の作り方1---
- 1. 国会日程決定(質疑の数日前〜前日)
- 2. 質問者決定(数日前〜前日)
- 3. レク(問取りレク・議員レク)の日程決定(前々日〜前日夜)
- 4. レク(前々日〜前日夜)
- 5. 割り振り(レク終了後直ちに)
---今回---
- 6. ひたすら書く(大至急)
- 6-1. 割り振り完了してから書き始めるのでは遅すぎる
- 6-2. 想定問答を使いこなす
- 6-3. ひたすら書く
- 6-4. 書く時の注意点
- 6-5. 他省庁との調整
国会答弁の作り方1 〜知って損はない 国会の前日に何が起こっているのか〜
「国会答弁書」という超ニッチな業界用語がこんなにも世間の注目を浴びたことがこれまであっただろうか。
というわけで、日々ニュースを賑わせている「答弁書」について、どのようなプロセスを経て作られて、最終的に「答弁」となって世に出ていくのか、というのを臨場感あふれる形でわかりやすく(そのぶん、長いです)ご紹介していこうと思います。
省庁ごとに微妙にやり方は違うのですが、職員でもない方々に細かい手続きを知って頂く必要もありませんので、まぁこんなもんなんだなということでお読みいただければ。
いつもの記事の構成なら、「そもそも答弁書とは」「国会質疑とは」みたいな定義から入るのですが、今回はあえてそれを後回しにして、「今、霞ヶ関で何が起こっているのか」を淡々とお伝えすることに重点を置いてみようと思います。
その方が、これってそもそも何のためにやってんだっけ、といった形でゼロベースでご関心を持っていただきやすいかなぁという、まぁ一つの思いつきです。
公務員は、みなさんが雇用主とすると、ある意味では「従業員」なわけですから、自分のところの従業員が今何をしてるのかを知って頂くのは意味があることなんじゃないかなと。税金で雇っていただいているわけですから。(これは、この記事に限らず、当ブログの運営において私が常に意識していることでもあります)
子供(と言っても中高生ぐらい?)にもわかるように頑張って書きます。
以下、下記のプロセスに沿ってご説明します。
順番はこれに限るわけではないのですが、ここでは説明のわかりやすさを重視して順番を設定しました。
- 1. 国会日程決定(質疑の数日前〜前日)
- 2. 質問者決定(数日前〜前日)
- 3. レク(問取りレク・議員レク)の日程決定(前々日〜前日夜)
- 4. レク(前々日〜前日夜)
- 5. 割り振り(レク終了後直ちに)