若手キャリア官僚は今こんなことを考えています

※このブログは私が所属する組織の見解を示すものではなく、あくまで個人の見解に基づくものであります。また正確性を一義的な目的とはしていないため、事実であるかどうかの裏づけを得ていない情報に基づく発信や不確かな内容の発信が含まれる可能性があります。

行政が政策の立案をするな、というご意見を考える

最近、

「行政(or公務員)が政策の立案をするな」

「行政は決められたことを粛々と実行してくれれば良い」

というご質問がたくさんきていて全部答えられないので、まずここでまとめて簡単にお答えしておこうと思います。

それでもよくわからないことがあれば、またご質問ください。

 

 

 

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官庁訪問を振り返る (3) Q.○○省の方が評価は高いが、第一志望はここなんです

 

kasumigasekipeople.hatenablog.com

 

kasumigasekipeople.hatenablog.com

 

 

これの第三弾です。

上記リンク記事に詳しく書いていますが、

 

官庁訪問をどう突破するかの裏情報教えます」などというものではなく、 

私が面接させていただいた方に対してその場で色々とフィードバックした内容についてブログ化しています。

 

  • 1. Q.○○省の方が評価は高いが、第一志望はここなんです
  • 2. 自分のことをちゃんと知るのが大事
  • 3. 自分で決断すべし
  • 4. 今何ができるか

 

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官庁訪問を振り返る (2) Q.待合室が東大生ばかりで不安です

 

kasumigasekipeople.hatenablog.com

 

これの第二弾です。

上記リンク記事に詳しく書いていますが、

 

官庁訪問をどう突破するかの裏情報教えます」などというものではなく、 

私が面接させていただいた方に対してその場で色々とフィードバックした内容についてブログ化しています。

 

 

 

  • 1. Q.待合室が東大生ばかりで不安です
  • 2. 学歴をどう考えるか
  • 3. 現場では、むしろ強みと捉えるべし
  • 4. 今何ができるか

 

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官庁訪問を振り返る (1)Q.政策の知識がないんです

もうだいぶ経ってしまいましたが、今年の官庁訪問が終わりました。(そして、またいつも通り質問箱の中の質問で採用の動きを知るのですが、一般職の官庁訪問が始まっているのですね)

 

忘れないうちに、と言っても少し忘れつつあるのですが、面接をやっていて思ったことを少し書き残しておきます。

 

なお、この企画の考え方としては、

まず

官庁訪問は省庁によってやり方が(かなり)違う

・私は、評価をつけるというよりは、業務の説明とか、相談相手になるという役割を負っていた部分が大きい

・更に言えば(特に私のところは)採用の判断は採用担当者に任される部分が大きく、しかも担当者はコロコロ変わる

というのがあるので、つまり

本記事で記載するのは、「官庁訪問をどう突破するかの裏情報教えます」などというものでは全くないという点、ご承知おきください。

 

一方で、面接させていただいた方にはその場で色々とフィードバックしたのですが、そのフィードバックは別に秘密にするものでもないので、そこをブログ化しようという発想です。

 

 

 

  • 1. Q.政策の知識がないんです
  • 2. 政策の知識とは何か
  • 3. 世間を知るべし
  • 4. 今何ができるか

 

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それでも霞が関でもう少し消耗する ~官僚を続ける理由~

官僚の不祥事で国が揺れている

中の人としてはとても申し訳ないと思うし、情けない気持ちでいっぱいである

一国民として見れば言語道断のような事案ばかりだし、

行政を信頼できなくなるのはある種当然の帰結だと思う。

 

不祥事の追及は、それ自体は必要なことだが、

他に必要な政策に関する議論の時間が削られ、それは結局国全体に跳ね返る。

 

不祥事の追及はそろそろやめたらどうか、と言いたいのではなく(個人的には、いまだにすっきりしない事案がいくつかあるし、何が起こったのかはしっかりと究明してほしい)、

 

こういう事案が発生してしまうと、解決のために国の様々なリソースを割かなければならないのであって、そういう意味においても一連の不祥事には胸が痛む。

 

国会の審議にとどまらず、問題が発生した各省庁担当部局の職員は対応に追われていて通常業務にしわ寄せが生じている。

影響は中央にとどまらない。

財務省の不祥事問題においては、前理財局長が国税庁に昇格したことから、全国の税務署での税務行政に影響が出たということだ。尊い命も失われてしまった。

 

そんな中、

ここ数か月で、官僚のモチベーションが低下しているぞ、という内容の報道(雑誌・テレビ番組)をよく見かけるようになった。

 

理由はたくさん挙げられているが

 

 

国会作業を中心とする非効率な業務【働き方の問題】

(国会以外の)政治家対応に多大な時間を取られる【政と官の関係】

給与面をはじめとする不満【待遇】

 

 

というようなものを多く見かけるように思う。

また、周囲の同僚や後輩と話す限りでは

 

社会の変化に追いつけておらず、民間によるスピード感を持ったアプローチのほうが社会に貢献できるという実感【官庁の地位低下】

 

という構造的な問題も、職員の行動に影響を与えているように思われる。

 

 

実際私の周りでも、

霞が関を飛び出していく、あるいは飛び出そうとする仲間が少なくない

私もいつそうなるかわからない。

 

この状況で一つ思うことがある

転職は、人生の一大転機であり、大きな決断力が必要だ

ただ、同時に、霞が関に残る者は

「働き続ける」

という決断を常に行っていることを忘れてはならない。

 

この決断を、知らず知らずのうちに、盲目的に、無自覚に行っている人がいるとしたらとても危険だと思う。

惰性で働き続ける結果、無意識のうちに、その組織の一員であることが当たり前になり、組織防衛ありき、省益ありきの発想になるという要素は、否定しきれないのではないだろうか。

 

さきほど挙げた、「辞めたくなる理由」に対して、自分なりの確固たる答えを常に持っていないといけない。

 

 

行政・官僚に関する報道が増え、同時に官庁訪問が近づくとともに、

「なぜ官僚という仕事を選んだのですか」

「なぜ続けているのですか」

という質問を、本当に多く頂くようになった。

(多分、20問ぐらい溜まっている。ごめんなさい。この記事を以って一気に回答とさせてください)

 

とても自然なご質問だと思う。

今、世に出ている情報だけをもとにすれば、およそ霞が関で働くなんていうのは正気ではないし、

 

「なんか悪いことして甘い汁吸ってるんじゃないか」

「結局、最後まで我慢して天下り狙いなんでしょ」

 

という疑問を抱くのにもつながっているのかもしれない。

 

ただ、霞が関は依然として面白い職場の一つだし、そう考えて働き続ける人が多いのは事実だ。辞める人よりは残る人の方が多い、今のところは。

霞が関の魅力なんていう記事は誰も読みたがらないこともありあまり世に出ていかないように見受けられるので、

自分なりに、

私はなぜ辞めずにこの仕事を続けているのかというのを、

自分の考えの整理も兼ねて文章にしてみるのは一定の意味があるという考えに至ったわけである。

不祥事関係についてどう解決していくか、ということはとても大事な話だが、今回は完全に横に置いて、霞が関で働く理由について記載してある。

 

なお、学生向けではあるが、各省の採用のためのパンフレットには、霞が関で働くことの意義がたくさん語られている。こんな若造の取り留めのない文章よりも読み応えがあるし、実体験に基づく記載も多い。もし官僚の生態に興味がある方がいらっしゃれば、ご期待に沿う読み物だと思う。

 

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官庁訪問に向けての準備2018

 

 

ごめんなさい、遅くなりました。

まだ間に合うかな?

 

去年も色々書いていたので、まずはそちらを紹介させて頂いて、

最後に「官庁訪問では何が求められるのか」ということについて書いておきます。

 

  • 1. 過去記事のご案内
  • 2. 求められる能力と、その「理由」
    • ①志望動機・志望理由
    • ② 省庁のことを知っているか
      • 1-3-6. 設置法をチラ見する
    • ③ 受け答え力
    • ④ 思考力
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