2018年のまとめ ブログレビュー
やはり年の後半は忙しくなっていきまして、結局ほとんどブログを書かないまま年末を迎えてしまいました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
やはり年末ですからこの1年を振り返ろうと思いますが、振り返るにしてもやはりとっかかりみたいなものが必要なので、
この1年で弊ブログのどんな記事が皆様に読まれたのだろうか、という観点で振り返っていきたいと思います。
- 10位 省庁再編を巡る議論の観戦マニュアル
- 9位 死ぬまでわからないかもしれない 〜官僚の残業・勤務量〜
- 8位 現役官僚が2chの国家総合職スレにお答えします<Part49>
- 7位 それでも霞が関でもう少し消耗する ~官僚を続ける理由~
- 6位 【森友】財務省けしからんから解体する、というのは、うちのトイレが気に食わんからトイレぶっ壊す、というレベルの話【財政の話】
- 5位 ポンチ絵とは 〜なぜ省庁の資料は見づらいのか〜
- 4位 省庁の「サブ」と「ロジ」について
- 3位 国会答弁の作り方2 〜論理的思考と反射神経の二重奏〜
- 2位 官庁訪問の噂 その1 試験の順位
- 1位 国会答弁の作り方1 〜大人も子供も、議員さんも〜
官庁訪問を振り返る (4) 自分をプレゼンするための戦略を持つべし
kasumigasekipeople.hatenablog.com
kasumigasekipeople.hatenablog.com
kasumigasekipeople.hatenablog.com
だいぶ時間があいちゃいましたが、このシリーズの最終回です。
これまでも書いていますが、
「官庁訪問をどう突破するかの裏情報教えます」などというものではなく、
私がこの夏の官庁訪問で面接させていただいた方に対してその場で色々とフィードバックした内容についてブログ化しています。
- 1. 官庁訪問は自分をアピールする場である
- 2. 相手(採用担当者)に「自分を採るべき理由」を持たせる
- 3. 相手のニーズは何か
- 4. 自分のことを説明するストーリーを考える
- 5. 採用担当者、面接官に、自分のストーリーを渡す
0. 今回の記事の前提条件
・国家総合職として霞ヶ関の官庁で働きたいと思う意思が固まっている。
という読者を念頭に置いています。
基本的に私は、質問箱等でも、職業選択について考え中ですという人に対してのメッセージが多いのですが、このシリーズの最後でもありますので、意思が固まっている人に対する現実的な話をしようと思います。
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「立法」と「法律の立案」の違い
下記の弊記事についてご質問をいただきました。
kasumigasekipeople.hatenablog.com
回答を書いていたら結構長くなってしまってコメント欄では読みづらくなったので、一つの記事にしてしまいました。
- 1. 法律を作るとは、何か
- 2. 法律の「案」は誰が作って国会に提出するのか
- 2-1. 議員立法
- 2-2.閣法(内閣提出法案)
- 3. 法律の立案、及び、お答え
- 4. 政策の立案
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行政が政策の立案をするな、というご意見を考える
最近、
「行政(or公務員)が政策の立案をするな」
「行政は決められたことを粛々と実行してくれれば良い」
というご質問がたくさんきていて全部答えられないので、まずここでまとめて簡単にお答えしておこうと思います。
それでもよくわからないことがあれば、またご質問ください。
政策の「決定」は私たちの使命ではありませんが、政策の立案はむしろ私たちが(正確には、私たち「も」かな? 独占しているわけではないので)やらないといけないと思います。
— おおくぼやまと@霞ヶ関 (@okubo_yamato) September 15, 2018
そこは切り分けて考えられた方がいいと思います。 #peing #質問箱 https://t.co/Q59fxxGtTE
ここで是非質問者様に一緒に考えていただきたい論点は
— おおくぼやまと@霞ヶ関 (@okubo_yamato) August 2, 2018
「議員から政策立案を求められたら」どうしましょうか
ということになります。 #peing #質問箱 https://t.co/48Qz0ygJss pic.twitter.com/jZHKgTO4hU
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官庁訪問を振り返る (3) Q.○○省の方が評価は高いが、第一志望はここなんです
kasumigasekipeople.hatenablog.com
kasumigasekipeople.hatenablog.com
これの第三弾です。
上記リンク記事に詳しく書いていますが、
「官庁訪問をどう突破するかの裏情報教えます」などというものではなく、
私が面接させていただいた方に対してその場で色々とフィードバックした内容についてブログ化しています。
- 1. Q.○○省の方が評価は高いが、第一志望はここなんです
- 2. 自分のことをちゃんと知るのが大事
- 3. 自分で決断すべし
- 4. 今何ができるか
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官庁訪問を振り返る (2) Q.待合室が東大生ばかりで不安です
kasumigasekipeople.hatenablog.com
これの第二弾です。
上記リンク記事に詳しく書いていますが、
「官庁訪問をどう突破するかの裏情報教えます」などというものではなく、
私が面接させていただいた方に対してその場で色々とフィードバックした内容についてブログ化しています。
- 1. Q.待合室が東大生ばかりで不安です
- 2. 学歴をどう考えるか
- 3. 現場では、むしろ強みと捉えるべし
- 4. 今何ができるか
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官庁訪問を振り返る (1)Q.政策の知識がないんです
もうだいぶ経ってしまいましたが、今年の官庁訪問が終わりました。(そして、またいつも通り質問箱の中の質問で採用の動きを知るのですが、一般職の官庁訪問が始まっているのですね)
忘れないうちに、と言っても少し忘れつつあるのですが、面接をやっていて思ったことを少し書き残しておきます。
なお、この企画の考え方としては、
まず
・官庁訪問は省庁によってやり方が(かなり)違う
・私は、評価をつけるというよりは、業務の説明とか、相談相手になるという役割を負っていた部分が大きい
・更に言えば(特に私のところは)採用の判断は採用担当者に任される部分が大きく、しかも担当者はコロコロ変わる
というのがあるので、つまり
本記事で記載するのは、「官庁訪問をどう突破するかの裏情報教えます」などというものでは全くないという点、ご承知おきください。
一方で、面接させていただいた方にはその場で色々とフィードバックしたのですが、そのフィードバックは別に秘密にするものでもないので、そこをブログ化しようという発想です。
- 1. Q.政策の知識がないんです
- 2. 政策の知識とは何か
- 3. 世間を知るべし
- 4. 今何ができるか
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立案という言葉についてご質問します。
①立案=立法
②立案≒立法(大体同じ意味)
③立案⊆立法(立法は立案を含む)
④立案⊇立法(立案は立法を含む)
⑤それ以外
大雑把にいうと、立法府は法律を作る、行政府はそれを実行すると理解していますが、立案という言葉は上記の①~④のどれと思えばいいでしょうか?
それとも全く見当違いでしょうか?
ざっくりとした質問で申し訳ありません。