閣議決定は「質問に回答」するために行うことがある
こんにちは
今回は短くなりますが
ちょっとした誤解みたいなものが広がっている気がしまして
正しい情報をお伝えした方がいいと思いましたので
短編記事ということで更新しておきます
誤解というのは
「麻生氏が普段から呼び捨てなんてことを、わざわざ閣議決定するなんて、内閣は何やっとるんだ?」
というものです。
下記のような報道がありました。
これを受けて
「麻生氏が普段から呼び捨てにする、ってことをわざわざ閣議決定するなんて変だぞ」
という声が少なからずあるようです。
「閣議決定」していることは間違いないのですが、
これに補足しますと、
「質問主意書」という、国会議員が内閣に質問できる制度がありまして、
それに内閣として回答するためには、内閣の意思決定たる「閣議決定」が必要なわけです。
今回の場合は、上記記事にも下記の通り書かれていますが、
逢坂誠二議員が提出した質問主意書の中に下記のような問いが含まれており、
五.三月十二日に行った「決裁文書についての調査の結果」の公表以後、麻生大臣は佐川宣寿氏について言及する場合、敬称を付けず「佐川」と呼び捨てしているが、どのような理由からなのか。政府の見解如何。
これに対して回答するために、内閣の意思決定として閣議決定を行った、というものです。
何もなしでいきなり、「麻生氏は普段から呼び捨てにしている!」という閣議決定をし始めたりしたらそれは確かにやべー政府な気がしますが、そういうわけではないです。
あくまで、質問を頂いたのでそれに答えるために閣議決定をしたということですね。
なお、この質問に対する答弁は、まだホームページにアップされておりませんでした。
私も仕事を始めるまでよくわかりませんでした。
そのような手続き面についての情報をお伝えしたかったのであって、
今回の答弁にどのような感想を持たれるかは、
本当に人それぞれだと思います。
では今回はこの辺で
たまには短い記事もいいですね
すぐ書き終わりました
Twitterやってます。
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