現役官僚おおくぼやまとの日記

※このブログは私が所属する組織の見解を示すものではなく、あくまで個人の見解に基づくものであります。また正確性を一義的な目的とはしていないため、事実であるかどうかの裏づけを得ていない情報に基づく発信や不確かな内容の発信が含まれる可能性があります。

質問箱まとめ① 〜官庁訪問する人向け〜 ※練習問題アリ

※本記事は予約投稿機能を使っているため、当人が残業している間に投稿されている可能性があります。

 

質問箱に頂いたご質問への回答がだいぶ溜まってきたところ、そのQ&Aだけでも資産価値がありそうなので、まとめてみました。

 

それと、末尾に、官庁訪問する人向けの練習問題を置いておきました。適当ですけど。

 

↓質問箱というのはこれのことです。

peing.net

 

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財務省調査報告書① 〜やっぱり動機がピンとこない〜

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読みました。

www.mof.go.jp

 

簡単な感想を、取り止めはないのですが残しておきます。

それから、他にも何か書きたくなる気がするので、タイトルには①と振っておきましたが、これで終わる気もします。

 

なぜか画像化処理されており、ただの文書のはずなのに9269KBもあるというさすがの重厚感。また、そのためコピペができない。

幸い、ハフポストさんが全文をテキスト化されていたため、引用の際はこちらを使わせて頂きました。(OCRかなぁ。まさか全文打ったなんてことは…)

www.huffingtonpost.jp

 

  • 感想①:やっぱり動機がピンとこない
  • 感想② 総理レクはやってないのかぁ
  • 感想③ 応接録の取り扱い
  • 感想④ 「事務方」

 

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現役官僚が2chの国家総合職スレにお答えします<Part49-2>

この記事の続きです。

※本記事は予約投稿機能を使っているため、当人が残業している間に投稿されている可能性があります。

 

kasumigasekipeople.hatenablog.com

 

今回はPart49のレス番700以降からです。

国家総合職スレ part49

 

<以下、前回記載の注意事項>

なお、昨年と異なり、おかげさまで当ブログのPVが格段に増えましたため、本企画・及び2ちゃんねるを初めて見るような方、あるいは、試験を受けているわけではないがどんな人が志望しているのか興味があるので見てみようという方もいらっしゃるかと思いますので、少々補足をさせてください。

 

2ちゃんねるという空間は、誰が書き込んでるかわかりません。国家総合職の試験に全く関係無い人も書き込んでたりします。また、受験生が全員書き込んでいるわけでもありません。つまり、2ちゃんねるという空間の雰囲気と、実際の官庁勤務者との間にはかなりの乖離がある可能性があります(というか、あります)。

○ 特に、一般の方からしますと、受験生は試験とか面接のことばっかり気にしてて行政官としてなんだか頼りない、と感じられる言動もあるかもしれませんが、試験期間中、面接直前というタイミングでもありますし、前項のような事情もありますので、その辺りはあまり気にしないで頂くのが良いかと存じます。

 

○そういうわけで、本来であればマジレス(本気で回答すること)するような場所でもないのですが、書き込まずに見るだけな人も確実に一定数おり、採用・選考過程における情報の偏在を考えると、この場で誤解が蔓延することはあまり好ましくないだろうという思いから、こんなことをやっている次第です。

 

○まぁ要は「ネタにマジレス乙」ぐらいに肩の力を抜いてご覧頂ければ幸いです。

 <注意事項終わり>

 

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現役官僚が2chの国家総合職スレにお答えします<Part49>

懐かしの「2chにマジレス」シリーズですが、試験の話が落ち着いてきたようなので、今年も復活させます。(私は試験勉強のスペシャリストでも何でもないので、試験に関する言及はできないのです)

 

今回はPart49を使います。

国家総合職スレ part49

 

なお、昨年と異なり、おかげさまで当ブログのPVが格段に増えましたため、本企画・及び2ちゃんねるを初めて見るような方、あるいは、試験を受けているわけではないがどんな人が志望しているのか興味があるので見てみようという方もいらっしゃるかと思いますので、少々補足をさせてください。

 

2ちゃんねるという空間は、誰が書き込んでるかわかりません。国家総合職の試験に全く関係無い人も書き込んでたりします。また、受験生が全員書き込んでいるわけでもありません。つまり、2ちゃんねるという空間の雰囲気と、実際の官庁勤務者との間にはかなりの乖離がある可能性があります(というか、あります)。

○ 特に、一般の方からしますと、受験生は試験とか面接のことばっかり気にしてて行政官としてなんだか頼りない、と感じられる言動もあるかもしれませんが、試験期間中、面接直前というタイミングでもありますし、前項のような事情もありますので、その辺りはあまり気にしないで頂くのが良いかと存じます。

 

○そういうわけで、本来であればマジレス(本気で回答すること)するような場所でもないのですが、書き込まずに見るだけな人も確実に一定数おり、採用・選考過程における情報の偏在を考えると、この場で誤解が蔓延することはあまり好ましくないだろうという思いから、こんなことをやっている次第です。

 

○まぁ要は「ネタにマジレス乙」ぐらいに肩の力を抜いてご覧頂ければ幸いです。

 

 

前半はみんな試験の話ばっかりしてるので、後半から行きます。

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ポンチ絵とは 〜なぜ省庁の資料は見づらいのか〜

気がついたら1ヶ月ぐらいブログ更新をサボっていて宜しくないので、サボりぐせを克服するために、さらりと書いてみます。

 

いろんなブロガーさんのブログを見たりするのですが、短くてもいいから数で勝負するのも大事なんだなと。

 

今日は、「なぜ省庁の資料は見づらいんだ」という話です。

 

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省庁再編を巡る議論の観戦マニュアル

しばらくの間は「省庁再編」がバズワードになる気がします。

多くの方々が色々と意見を述べられると思います。 

どういう観点でこの論戦を眺めたらいいのか、ということを少し書いてみます。 

www.nikkei.com

 

  • 1. 省庁再編論は、組織の効率化だけではなく、どうしても政策が絡む
  • 2. 懲罰的な意味合いのみの組織改編論は、ちょっと怖い
  • 3. 役人の意見は聞くべきけど、聞く人を選んだ方が良い
  • 4. 産業界の意見は、ユーザーの目線として面白い
  • 5. ユーザーといえば、国民である
  • 6. 中で働いているのは人間である点に注意する
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国会答弁の作り方3 〜明けない夜はない〜

お待たせしました。

最初に約束しますが、今日で答弁作成は完了して無事答弁が終わりますのでご安心を笑

 

これまでのシリーズ一覧

kasumigasekipeople.hatenablog.com

kasumigasekipeople.hatenablog.com

kasumigasekipeople.hatenablog.com

 

目次

 

---(前々回)国会答弁の作り方1---

http://kasumigasekipeople.hatenablog.com/entry/2018/03/31/133947

---(前回)国会答弁の作り方2--- 

---今回---

  •  7. 省内で了(As soon as possible)
    • 7-1. 政務三役の答弁の場合
    • 7-2. 政府参考人の答弁の場合
    • 7-3. (ちょっと寄り道) 問取りレクでの振り分け
  • 8. (総理問等の場合は)官邸了(As soon as possible)
  • 9. 答弁者レク(当日朝が多い)
  • 10. 答弁
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